骨折が完治したと思ったら爆弾が?!関節ネズミとは?

男の子なら多くの人が一度は経験したであろう骨折。

子供の頃はまだ骨も丈夫ではないので、ちょっとした事で折れてしまったりしますよね。

この骨折も幼い頃なら完治しやすいのですが、実は子供の頃の骨折が完治したと思ったら後からくる関節の痛みにつながることもあるのです。

今回は、骨折が完治しても折れた箇所によっては後々の痛みにつながるかもしれない関節ネズミについてお話してみたいと思います。

骨折が完治しても大人になってから痛みが襲ってくるかも??

骨折した時に出る骨の欠片

骨が折れると必ず骨の欠片が発生します。

ほとんどの場合は欠片が出てもなんともありませんが、関節で骨の欠片が出ると少し困った事になる場合があります。

関節付近で骨折をし、骨の欠片が生まれた場合、骨折は完治していてもその欠片がずっと関節の周りに残ってしまいます。

この欠片は関節の辺りを漂っていて、急に関節にハマって動かなくなる『ロッキング現象』を起こしたり、激しい痛みを引き起こす場合があります。

常時このロッキング現象や激しい痛みを引き起こしているわけではなく、欠片は関節内を漂っている事から関節遊離体、俗に『関節ネズミ』とも言われています。

関節ネズミとは

先ほど、骨折した時に出ると言いましたが、骨折した事に気付かない小さな骨折も含まれます。

さらには、関節の軟骨が剥がれ落ちて関節ネズミになる場合もあるなど、原因は色々とあるようです。

この関節ネズミは子供から、プロのスポーツマンまで幅広く見られるもので、最近では野球の大谷選手の右肘にも見つかり話題になりました。

私も学生時代に左足を捻って骨折した事があり、病院でレントゲンを撮る時に左右の足首両方に骨の欠片が見つかりました。

その時にお医者さんから

「若いうちは大丈夫だと思うけど、30を超えて身体のバランスが崩れてくると欠片が移動するから、その時は手術した方がいい」

と言われました。

たしかに30歳も近くなり、たまに『ロッキング現象』が痛みとともにやってきます。

右足は骨折した記憶がありませんが、昔から捻挫が多かったのでおそらくその時に足首の軟骨と骨が剥がれ落ちたのでしょう。

関節ネズミになる原因

関節ネズミは、その名の通り関節であればどこでも発生する可能性があります。

主な原因は

・骨軟骨骨折

・遊離性骨軟骨炎(離脱性骨軟骨炎)

・変形性関節症

・滑膜性骨軟骨腫

などがあります。

骨軟骨骨折は、転倒やスポーツをしてる時の事故や怪我で、関節に外力が加わって関節の骨と軟骨が同時に骨折し、関節ネズミとなります。

遊離性骨軟骨炎(離脱性骨軟骨炎)は、関節の軟骨の下にある骨の組織が栄養障害で壊死(えし)し、軟骨と一緒ににはがれてしまう状態です。

子供や学生が野球やテニスなど関節を酷使するスポーツをしていると発生する事があり、ピッチャー肘やテニス肘などスポーツ障害の1つとして認識されています。

骨折などで関節ネズミが生まれるのは主にこの2つで、スポーツをしたりする子供にはわりとポピュラーな問題なのかもしれません。

関節ネズミの症状

関節ネズミの主な症状は、

・突然の痛み

・可動域の制限

このようになります。

本当に突然痛みが襲ってきて、私はロッキング現象なんか気にならないくらいの激痛にみまわれます。

関節ネズミがハマっている間は感覚でどこにあるのか分かり、痛みに耐えながら外そうと試みますが、しっかりハマっていて中々上手くもいきません。

私の場合は、最近アキレス腱にも引っかかるようになってきたので、アキレス腱が切れてしまわないか本当に心配でなりません。

関節ネズミが自然と外れれば痛みはそのうち引いていきますが、ハマっていた時間が長いと関節に傷でもついたのかしばらく痛みが残ります。

この突然の痛みには個人差があるので、必ずしも激痛がくるとは限りません。

関節ネズミの解決策は??

骨の欠片なので、いきなり体内からなくなるものでもありません。

実際、骨折が完治してから10年経ちますが私の両足に関節ネズミがいまだ健在です…

基本的には原因となる関節遊離体を手術によって取り除くしかないそうです。

しかし、再発しやすい人もいるようで、骨軟骨骨折を繰り返す人は完治しない可能性もあります。

しかも関節の手術になるので、手術前のように動かせるようになるにはリハビリも必要になるかもしれないので、中々手術に踏み出せない人もいるようです。

軽度な関節ネズミの場合は手術をしない保存療法もありますが、痛みをなくすなら摘出してしまった方が早いのかもしれません。

手術をするかしないかは大きな選択になりそうですね。

再発などの対策には、関節周りの筋力を鍛える事が推奨されています。

これは関節ネズミが発生する原因でもある、関節に加わる外力に耐える筋力をつけて怪我を予防しようという対策で、関節ネズミだけでなく日常やスポーツ中の他の怪我の防止にもつながるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか??

過去に関節付近を骨折した人は完治したと安心していると実は関節ネズミが発生していた、なんて事もあるかもしれません。

もし急に関節にロッキング現象や身に覚えのない激痛が走ったら、関節ネズミを疑ってみてください!

骨軟骨骨折などの小さな骨折はいつのまにかおきてる可能性もありますし、スポーツなどで負荷がかかって完治していない可能性もあります。

今回のお話で、関節ネズミの早期発見ができて、早めの処置につながれば嬉しく思います。

最後までありがとうございました。